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  Holi (ホーリー )   春祭り参加作品

 
 『今夜十時、鏡山で待ってるから』
 亜佐美からメールが入ったのは、引越しの荷物をダンボール箱に詰めていた昼過ぎのことだった。
 荷物といっても洋服が主で、箱の中には余裕がありすぎるくらいだ。スーツは欲しがっていた後輩が持って帰った。家具も大きなものはベッドしかなかったので、リサイクルショップに電話して二束三文で引き取ってもらった。
 四月に入り、世の中は新生活が始まってどこも物入りだ。瞬く間に部屋は引越して来た当時のがらんとした空間に戻っていった。
 来月からは役者としての生活が始まる。学生の頃から演劇をやっていたので、役者として食べていくことの難しさは十分すぎるほど見てきていた。就職が決まった時に、夢を見るのは終わりだと決めたはずだった。
 けれど、どうしても諦めきれずに、これが最後だと決めて挑んだ試験で受かってしまった。ずっと憧れていた東京の劇団に研修生として入ることが出来る。正直、夢を見ているようだった。
 だが、喜んでいられたのは最初のうちだ。今の生活はどうする。会社のことも彼女のこともある。期限ぎりぎりまで悩んだ結果、三月末に退職したい、理由は一身上の都合という辞表を出した。
 曖昧な自分の行動にこれ以上巻き込むわけにはいかないと、亜佐美に別れ話を切り出したのは二月の中旬。嘘みたいに晴れ渡って、最高気温は四月中旬並みだとテレビでアナウンサーが誇らしげに宣言していたのを覚えている。
 亜佐美の返事は『少し待って欲しい』というものだった。それからお互いメールもしないまま二ヶ月が過ぎた。
 今夜はその話なのだろう。指定してきた場所からいっても間違いなさそうだ。
 鏡山は、市内から車で三十分のところにある低い山だ。頂上には小さな駐車場があるので、車で上っていける。そこにコンクリートの固まりのような建物がある。十年くらい前は喫茶店だったらしいが、閉店してからは屋上が展望台がわりに使われていた。
 ふと、部屋の窓からアパート下の駐車場に置いている車を見ると、黄砂で見事に真っ白になっていた。これは酷すぎる。せめて拭いておこう。
 風呂場で使い古した青色のバケツに水を入れる。あまり入れると運びにくいから半分を少しすぎたところで蛇口を閉めた。開いているほうの手で床に転がっているくたびれたタオルを取ると、部屋を後にした。
 黄色くて丸い車は姉貴のお古だ。もう、車検に出すのも馬鹿らしいくらい使っている。思ったより汚れていた車体を拭くと、あっという間にタオルは真っ黒になった。
 ついでに助手席の足元にあるゴミ箱を取ろうとして、バックミラーに付けていたお守りに頭がぶつかった。ガラスで出来た真っ赤な唐辛子がじゃらじゃらと鳴る。
 そういえば、これが亜佐美に貰ったはじめての土産だった。


 ◇ ◇ ◇


 大学最後の夏休み、郊外にあるファミレスの厨房で学生バイトをしていた俺は、休憩時間に同じ制服を着た女の子に呼び止められた。
「悠司くん」
「はい?」
 変な声が出て自分でもびっくりする。年下の女の子にくん付けで呼ばれるとは思わなかったので、少し戸惑ってしまった。彼女はこちらの様子には構わず、ぺこりと頭を下げた。
「この前の出勤日代わってくれてありがとう」
「ああ、別に」
 急に休みが出たと携帯が鳴ったのは記憶に新しい。この子の代わりだったのか。
「これ、お土産」
 袋も何もない。むき出しで渡された赤いガラスのかたまりは、キーホルダーにしては少し大きかったし重みがあった。
「どうも。どこ行ってたの?」
 とりあえず、差しさわりのない言葉で話を繋ぐ。
「韓国。それ、厄除けだから部屋の出入り口にでも飾ってね」
「はぁ」
 気の抜けた返事をしながら改めてそれを見ると、赤い紐に赤いガラスの唐辛子がこれでもかと通してあった。ヘタを思わせる緑の部分が丁度リング状になっている。
 最初は言われたとおり部屋に飾っていたが、狭いワンルームではどうしても邪魔になる。あちらこちら試して見たが、結局、車のバックミラーに括りつけることで解決した。
 陽の光を受けてきらきらと赤い光を放つお守りは確かに効力がありそうだった。
 それから数日後。
 その日は何だか忙しくて、ようやく上がれたのは夜の八時過ぎだった。早朝から働いていたのでバイト代は多そうだ。
 演劇部の中には道路工事を二件も掛け持ちしている奴もいたから、それに比べれば楽なものだ。
 従業員出入り口で、例の唐辛子の彼女と一緒になった。彼女は地元の短大生で、高校の頃からここでバイトをしているらしい。ホールも厨房もこなすベテランだと厨房の先輩から聞いた。それで「くん」付けにも納得がいった。
 いつまでも黙って歩くのは気まずい。頭の中で話題を探しながら外に出たとき、彼女が話しかけてきた。
「遅くなっちゃったね」
「どうやって帰るの?」
 従業員駐車場には先輩の車と自分の車があるだけだ。パートのおばちゃん達と同じく自転車だろうか。
 その予想に反して彼女は答える。
「バス。柳川団地だから直通のバスがそこに停まるの」
 広い車道の向こう側にあるバス停は屋根もベンチもなく、当然明かりもなくて真っ暗だ。あそこで何十分も待つのか。少し気の毒になり、聞いてみることにした。
「俺、車だから送って行こうか? どうせ通り道だし」
「え、いいの?」
「いいよ」
 そうは言ったものの、車の中は半端なく散らかっていた。
「ちょっと待ってて。すぐに片付けるから」
 あわてて、助手席にもぐりこみ、手当たり次第に後部座席に荷物を投げ込む。
 少しはましになった助手席に彼女が乗り込むと、俺は柳川団地を目指した。
「これ、ちゃんと付けてくれてるんだ」
 彼女は揺れるガラスの唐辛子を猫じゃらしで遊ぶ猫のような手付きで触っている。
「あ。うん」
「嬉しいな。私のお土産ってちょっと変わってるらしくて、今までちゃんと使ってくれる人いなかったんだよね」
 だろうな、という言葉は飲み込んだ。
「旅行、好きなんだ」
「うん。そのためにバイトしているって言ってもいいくらい」
「どこが一番良かった?」
「ベトナムも良かったし、この前の韓国も楽しかった。賑やかなところが好きみたい。でも、一番って言ったらここかな?」
「ここ?」
「そう、この街。私は結局、ここの良さを確認するために出かけてるだけなのかもって思うの。就職も地元に決めたし」
 帰るところがあるから出かけていける。そう語る彼女に、返す言葉が見つからなかった。確かにいい街だとは思うけれど、俺にとっては中途半端な田舎で退屈なところだ。
 しばらく無言で車を走らせていると、どこか遠くから弾けるような音がした。
 彼女は助手席の窓を開けると、少しだけ乗り出して空を見た。
「あ、花火。そうだ、先週雨で花火大会が延期になったんだっけ」
 それで今日の忙しさか。遅番の奴らは今頃ひーひー言っているだろう。
「うわぁ、残業して良かった。家だと音しか聞こえないんだよね」
 彼女はご機嫌で空を見上げている。通り過ぎていく小さな光の華を宝物のように見る姿に、こっちの表情まで柔らかくなる。
「鏡山にさ、穴場があるの知ってる?」
「ううん、知らない」
「俺も行ったことはないんだけど、頂上にあるビルの屋上から花火がよく見えるらしいよ」
 特別な思いがあったわけじゃない。ただ、喜ぶかなと思っただけだ。
 返事がないので横目にちらりと見ると、目が輝いていた。
「行ってみようか」
「うん」
 そうは言ったものの、この車は坂道向きではなかった。
 二人が乗っているせいか、アクセルはベタ踏みなのにメーターは二十を行ったり来たりしている。後方から来る車に何度も道を譲ることになって、その度に彼女は大きく口を開けて笑う。
「これじゃ、歩いたほうが早いよ」
 そう言いながら、目に涙を溜めて笑っている。こっちも何だか面白くなってきた。
 当初の目的を忘れつつ、ドライブは続いた。
 騒ぎすぎて疲れながら駐車場に車を停めると、花火が次々と空を彩っていた。どうやらクライマックスには間に合ったようだ。
 穴場というだけのことはある。足早に非常階段を上がった先には、まばらに人がいるだけだ。会場から距離があるため、花火が見えた後、間が抜けたように音が響く。
 それでも彼女は楽しそうだ。どこにそんな元気があるのか不思議なくらい、帰り道でもずっとはしゃいでいた。
「楽しかったぁ。特に来る途中が」
「そっちかい」
 それからというもの、休みが一緒になると度々二人で遊びに行くようになった。
 きっかけなんてそんなものだ。ある日突然、日常は変わる。
 そして今も、変わろうとしている。


 ◇ ◇ ◇


 そういう訳で、待ち合わせ場所が鏡山というのは何だか複雑な気分だった。あの時は二人で来た道を一人で上る。アクセルはやっぱり踏みっぱなしだ。
 正面に白っぽい月が見える。満月なのに頼りなさげなのは、輪郭がぼんやりとしているせいだろうか。その曖昧さがどこか自分と重なって切ない。
 頂上に着くと、駐車場の一番隅っこに見覚えのある赤い車が止まっていた。隣に車を停めて、外に出る。運転席を覗いたが誰も乗っていなかった。
 頭上から、かつんかつんと金属音が聞こえる。非常階段を誰かが上っているようだ。とりあえず、その足音の後を追うことにした。
 屋上にたどり着くと、骨組みだけになった看板に、例の頼りない月が引っかかっていた。花見シーズンも終わった今では、屋上に人影はひとつしかなかった。
「悠司。こっち」
 手招きをするその姿が何事もなかったかのように見える。そんな筈はないのに。戸惑いながらも笑顔を作るしかなかった。
「何でまた、急にこんなところに」
「はい、お土産」
 亜佐美は暇さえ見つければ、世界中どこへだって飛んでいく。
「どこ、行ってたんだ?」
 ぽんと渡された土産は一目見ただけではどこの物かわからない。
 包みは軽くて柔らかい。紙で出来た現地の袋は形を保っているのが不思議なくらい裂け目だらけで黄色い粉がはみ出していた。透明なビニール袋でぐるぐると巻いてあるので分解は辛うじて免れている。
「インド。タージ・マハールを見に行ったの。そしたらカレーが食べたくなって」
 そうか、これはカレーのスパイスか。
 タージ・マハールでなぜカレーなのか。あの建物がターバンにでも見えたのか?
 考えても分かるはずがない。
「面白かったみたいだね」
「うん。丁度、ホーリーっていうお祭りをやっててね」
 亜佐美の説明はこうだ。
 ホーリーは悪魔ホリカの滅亡と人々の繁栄を祝う春の祭り。
 人々は神聖な赤い色粉と水を混ぜて水風船を作り、ぶつけ合う。市場では祭り専用に色水を入れた水鉄砲まで出回っているらしい。
「観光客だって見逃してくれないから、全身ピンクになっちゃったわよ。悠司も一緒だったら楽しかったのにと思って」
 この話の流れはまさか。
「それを、ここで?」
 身の危険を感じて少しずつ後ずさりする。けれど、鉄骨以外に逃げるところはない。
「うん。悠司とホーリーしようと思って用意してきた」
 亜佐美はコンクリの地面にしゃがみこむと、おもちゃのようなプラスチックのバケツに手を入れ、何かを取り出した。
「うわっ」
 せめて直撃は避けたい。慌てて右腕で顔を庇ったが何も起こらなかった。
 おそるおそる腕を元に戻すと、頬を膨らませた亜佐美の顔が見えた。
「ちょっとぉ、そんなに驚かなくたっていいじゃない。今の時期、日本で夜中に水をかけるほど私も非常識じゃないわ」
 よくよく見てみると亜佐美が手にしているのは、二本のペンライトだった。
 ご丁寧に色つきセロファンを張ってあり、鮮やかな赤と青の光を放っている。
「いいでしょ、これ。今日の為に用意したのよ。本当は春が来たことをお祝いする祭りなんだけどね。その頃はお互い忙しくて会えなかったから」
「本当に、ゴメン」
 俺は頭を深く下げる。こんなことで許してもらえるとは思っていないが、こうせずにはいられなかった。彼女の十月の誕生日にプロポーズして数ヶ月先に別れを切り出すなんて、悩んだ末とはいえ、最低なことには変わりはない。
 別れたくはなかったが、中途半端な自分について来てほしいともいえなかった。
 揺れ動く気持ちが結局、裏目に出てしまった。
「止めてよ。謝ってもらうために会おうって言ったんじゃないもの。悠司は今までとは違う道に気づいて、そこから目が離せなかった。私は新しい道へは行かない。それだけのことだわ」
 亜佐美がこうやって言い切るときは、限りなく悩んだあとと決まっていた。
 そうか、これが答えか。
 やはり、心のどこかで期待していたのだろう。言葉を失う自分に呆れそうになったが、必死で平静を装った。
 今は自分の気持ちより、このお祭りを一緒にするほうが大切なことに思える。
 バケツの中には黄色と緑色のペンライトが残っていた。手にとってスイッチを入れると、途端に殺風景な屋上が色で染まる。
 亜佐美が身体に巻いている大判の白いレースのストールが夜風に煽られて広がっている。くるくると回りながら光を纏う姿は、鮮やかなアゲハ蝶が翅を広げているようだ。
 昔、一度逃がした蝶がまた戻ってきてしまったことがある。図鑑を見て、蝶道という言葉を知った。蝶は自由に空を飛び回っているように見えて、実はちゃんと自分の道が決まっている。
「ハッピー・ホーリー」
 そう言って笑いながら亜佐美は青いライトをこっちに向ける。
 どうやらこれがお祭りの合言葉みたいなものらしい。
「ハッピー・ホーリー」
 お返しに黄色のライトを当てるが、その動きが気に入らなかったらしく、亜佐美は両手を広げて抗議の意を唱えた。
「もっと、元気だして大きく振ってよ。こんなちっぽけなライトじゃなくて、大きなライトを浴びるんでしょ?」
「そんなに上手くいかないよ」
 ふと、愚痴が出てきて慌てて言葉を飲み込んだ。
 出発前からこれでは、どうしようもない。
「確かに夢だけじゃ生きれないって言うわよね。だけど、悠司みたいな夢が主食の人にそれを忘れろって言う方が無理じゃない?」
 ああ、この気持ちをどう伝えればいいのだろう。ありがとうも、ごめんねも違う気がする。
 俺は全ての気持ちを一言に込めた。
『ハッピー・ホーリー』と。


 ◇ ◇ ◇


 どれくらいそうしていただろうか。
 ペンライトの灯りが少しずつ弱くなっていった。
「やっぱり、おもちゃはおもちゃね」
 亜佐美はライトを軽く振ったが、すぐに諦めてスイッチを切った。
 俺も手にしていた二本のライトを彼女に手渡す。
「はい。これ」
 代わりに渡されたのは見覚えのある小さな箱だった。
 確認しなくても分かる。中身はエンゲージリングだ。
「これはいいよ。誕生日プレゼントも兼ねていたんだから」
「悠司は甘い。絶対この先、食うに困る日が来るんだから、それは命綱としてとって置きなさい」
 夢を見ろと言ったり、食うに困ると言ったり忙しい人だ。
 俺は箱をポケットに突っ込みながら、小さく宣言する。
「これは売らないよ」
「そう」
 短く答えた彼女の表情は、辺りが暗くてよく見えなかった。
 非常階段をバケツを持った亜佐美が先に降りていく。かつんかつんという足音が、祭りが終わったせいか寂しく響く。
 亜佐美は赤い車の運転席のドアを開けると、小さく微笑みながらこっちを見た。
「バイバイ。悠司」
 いつもと同じ亜佐美の台詞が、いつもとは違うことを浮き彫りにしていた。
「元気で」
 軽く手を振ると、それを確認したように赤い車はゆっくりと遠ざかっていく。
 夜風はまだ冷たいけれど、この場所から動くことが出来ずに、ライトを目で追いかけた。カーブを曲がる度に何度も見え隠れしていた小さな灯りは、しばらくすると完全に姿を消した。
 車に戻ってもすぐに出発する気にはなれない。仕方なくタバコに火を点けた。
 数センチほど窓を開けると冷たい夜風がガラスの唐辛子を揺らした。
 以前、亜佐美がした様に唐辛子を揺らしていると、突然、紐が切れた。
 唐辛子はまるで砂時計の砂のように下の方からばらばらと床に落ちていく。やわらかな月明かりに照らされて光りながら落ちていくその様子が、あまりに綺麗でそのまま最後のひとつが落ちるまで見てしまった。
 どうして急に。一体、何があったのだろうか。
 タバコの火を揉み消すと、手探りでルームライトのスイッチを入れた。
 バックミラーに残った紐をよく見ると下の方が朽ちていた。
 昼間は全く気が付かなかった。長い間日光にさらされていたからだろうか。朽ちた紐はかなり色あせていた。足元に散らばった唐辛子は今の気持ちによく似ていた。
 今日はこのままにしておこう。
 そう決めると、ライトを消して二本目のタバコに火を点ける。ゆっくりと息を吐くと、白い煙が窓から空へと吸い込まれていった。
 タバコが短くなる頃、鉄骨に引っかかっていた月がゆっくりとその場を離れだした。その姿に後押しされるように、ようやく走り出すことを決めた。
 窓を閉めてエンジンをかける。静かな車内の空気が小さく震えた。
 そして白い月明かりの下、ゆっくりと新しい道を進み始めた。
 
                                                 (了)
 


参考文献

 末永蒼生.“オリエンテーション 色彩の祭り”.色彩学校へようこそ,晶文社,1993, p. 14-16.


参考サイト

 インド塾 <http://www1.fctv.ne.jp/~masala/>
 "Festival Calendar",<http://www1.fctv.ne.jp/~masala/festivals.html>,(参照2007-04-10).

 HBC94fm <http://hbc94fm.jp/index.html>
 "HOLI 粉かけ祭り ",<http://hbc94fm.jp/festa/holi.html>,(参照2007-04-10).

 ぷろてんワールド <http://www.pteron-world.com/index_top.html>
 "蝶の行動:蝶道",<http://www.pteron-world.com/topics/ecology/route.html>,(参照2007-04-28).


                                                         敬称略
 


 あとがき

 すおう様主催の競作企画、「春祭り」参加作品です。
 2007/05/01から2007/07/22まで開催されていました。跡地はこちら→

 ホーリーは現地に行って見てみたいお祭りです。春祭りと聞いてすぐにこれが浮かびました。
 現代ものでシリアス。しかも恋愛もの。私にしては珍しいお話です。
 お題に沿って話を書くのは初めての試みだったので、戸惑うこともありましたが、凄く楽しかったです。
 この機会を与えてくださったすおう様、読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。

 

Copyright(C) 2007. Wakana koumoto All Rights Reserved.

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